神々の新旧対決が今始まる!『アメリカン・ゴッズ 第8話 決戦前夜』をレビュー!

アメリカン・ゴッズ。新世界に生きる神々の物語。神々の戦いの狼煙が上がる。

今回でとうとうシーズン1も最終回。

(/・o・)  でもサブタイトルはまだ決戦前夜なんだね。

本格的な戦いはシーズン2からなんだろね。

仕立て屋の昔話に付き合うよ

 

第7話で話題に上がってたハウス・オン・ザ・ロックに向かう前に、まずはとある服飾店でおめかしするウェンズデイシャドウ

アンティークなミシンで編み物してるのが、ナンシーこと西アフリカの文化英雄にして神、アナンシだよ。

  ( ・ω・)/  第2話の冒頭に出てきた人、っていうか神だね。奴隷たちを煽りまくってた反乱を起こさせてた。

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今度はシャドウたちに昔話を始めるよ。

(・_・)  また過去編来るんだ。

 

紀元前864年 

バラン寺院

 

むか~し昔、女王がいた。全てを手にした女王。名誉。権力。彼女からの恵みに感謝した信者は貢物を捧げる。何故だ?女王にはとんでもない力があったんだ。何よりの恵み、彼女しか与えられない。

シバの女王

そこはシバの女王の神殿。彼女を崇める信者たちどころか、取って代わろうとする王たちをもその身のうちに取り込んでしまうほどの力の持ち主。ていうか、マジで体内にとりこんじゃってる。

(*゚ο゚)  第2話で出てきた女の人か。下から食べちゃうっていう。シバの女王・・・聞いたような名前だね。

旧約聖書の登場人物だね。神様って感じじゃあないけど、古代イスラエル王国のソロモン王と会見したとされてるよ。

o(゚◇゚o)  実在の人物なの?

今のところ証明はされてないってさ。このドラマで提示された年代も、ソロモン王在世時と微妙にずれてるし。シバ王国の所在もエチオピア説とイエメン説があって、ドラマでは後者を採用して名前はビルキスにしてるようだよ。

彼女のシーンでは月蝕で月が真っ赤に染まるシーンがあるんで、シャドウ・ムーンとなんか関係があるんかもしれない。

とりあえずセックスシンボルとして長い年月生き抜いてきた彼女だけども、テヘラン在住中の1979年、事態は一変する!

o(^o^)o  歴史の授業みたくなってきた。なんかあったん?

イラン革命勃発!それまで親欧米路線を掲げ、女性の解放にも積極的だったパフラヴィー朝が倒れ、イスラム主義者の政権が成立したんよ。

( ゚ー゚)/  となると女王には住みにくそうだね。

そうなんよ。まあ、前政権は独裁政権だったし、不況による格差拡大も原因だったみたいだけどね。皇帝は最終的にアメリカに亡命、シバの女王ことビルキスも似たような経緯でアメリカに来たわけ。

(* ̄・ ̄)  アフリカからイランに来て今度はアメリカに来たんだね。

さらに時は流れて現代。TVで放映される中東情勢ではテロ組織による古代遺跡の破壊が報道されてるんだけど、それには彼女の遺跡も含まれてるみたい。

(ノ゚⊿゚)ノ  ISじゃんよ。

おかげで彼女の力も弱まったのか、浮浪者みたいな格好に落ちぶれたところへテクニカル・ボーイが登場。

例のいやらしい微笑を浮かべながらスマホを渡し、客を取らせることで自分達の陣営に引き込むことに成功する。

(*’o’*)  ビルキスヴァルカンと同じくウェンズデイたちの敵にまわったんだね。

本人は納得してないようにも見えるけどね。

 

シャドウは伏線過多の夢を見る

 

一方、シャドウは不思議な悪夢にうなされてる。真っ赤に染まった視界の中に大量の頭蓋骨、いびつな形の大木、それに両目が燃えてるバイソン。

( ・◇・)  何だかわけ分からんねぇ。でも大木はもしかしたら第6話で名前が出てたMr.ウッドかな?

あるいはユグドラシルとか?頭蓋骨は不明。バイソンは第3話でサリムと熱い情事を交わしてたタクシーの運ちゃんだと思われ。

(/・o・)  そういや目が燃えてたね。

最初は彼がサリムに乗り移ったんだと思ってたけど、どうもそういうわけじゃあなく、彼もハウス・オン・ザ・ロックに向かったみたいだね。調べたら彼はジンの一種、イフリートなんだって。

( ・ω・)/  それで両目が燃えてんのか。ゲームとかでも牛っぽいし。

 

ゲルマン神話の女神

さて、緑豊かな地、ケンタッキーについたウェンズデイシャドウは素敵なお屋敷にあるご婦人を訪ねるよ。

めずらしくシャドウがご機嫌じゃん。

もうでれでれだよw自分の名前の由来が母親に影のようにくっ付いて離れなかったから、シャドウになったってことまで話しちゃうし。

(´ー`)  じゃあ赤ん坊の頃は名無しだったんだろか。

彼女の名はオスタラ。実はゲルマン神話における春の女神、エイオステレなんよ。

(*゚ο゚)  だから派手な感じの衣装なんだ。てか、ゲルマン神話と北欧神話って違うの?

簡単に言うと北欧神話はゲルマン神話の一部ってことみたい。ゲルマン神話はキリスト教の拡大によって、徐々に消えていったんだけど、布教の遅れた北欧にはその伝承がいくつか残り、それが北欧神話になったんよ。

(。・”・。)  じゃあウェンズデイとは親戚みたいなもんか。

多分ね。しかもウェンズデイをして「次元が違う」とまで言わせるほどの力を持つようだよ。

(´・ω・`)  あんまし、すごそうには見えないけど、それはウェンズデイも同じか。

 

今日は何の日?

 

その彼女のお屋敷ではなにやら催しごとというかパーティーが開かれてるよ。

そうか、今日はイースターかぁ。

o(゚◇゚o)  イースターってなんだっけ?

キリストの復活を祝う春のお祭りだよ。卵やウサギの形をしたチョコレートが振舞われるんだとか。

オスタラ自身もウサギをたくさん使役してるし。

(〟-_・)  ウサギっていやぁ確か第7話でローラが事故った原因だったけど・・・?

その辺はまだ不明だね。

不穏な気配は無くみんなニコニコ、壁にはウォーターハウスの《オフィーリア》が飾れられてたりでとっても優雅な雰囲気。

でもウェンズデイによると、もともとは1万2千年前から続く春の始まりを祝う異教の儀式なんだってさ。

(; ̄ー ̄)  そういや『ハムレット』もデンマーク、北欧が舞台の話だったね。

不勉強にして未見・未読だけど、オスタラは自分をオフィーリアに擬してるんかな。

 

「本当に申し訳ない」

そんなことよりまたジーザスが出てくるよ!それも複数!

(゚◇、゚)  量産型キリストかぁ。

マリア様までおるし。マリア様が・・・

ヽ(^。^)ノ  赤ちゃんにも当然の如く後光がさしてるww

キリストだからな。マリア様の上着が青いのは純潔を表してるとかなんとかいう、絵画界の伝統に則ってるね。

とはいえ、さすがに唖然とするシャドウ

シャドウか?」

ウェンズデイ「そうだ」

シャドウ「なんてこった」

ウェンズデイキリストはたくさんいる。信仰してる集団や宗派によって祈る時に浮かぶ顔が違って来るんだよ。」

シャドウ「じゃあ、あんたは?」

ウェンズデイ「だから言っただろ!教えたところでお前は信じない。」

(・・∂)  いい加減バレバレなんだが。

大分ひねくれてるご様子。

ただこのドラマに出てくる神々は人間達のイマジネーションによって現世に顕現してる存在だってことが分かるね。

r(・x・。)  じゃあ、第5話のナニュンニニも忘れられたから、誰もそのイメージを形に出来ない=消滅ってことなんか。

だろうね。

だからウェンズデイチェルノボグたち古き神々の容姿がさえないのもそのせいかと。

(; ̄ー ̄)  そら、ひねくれもするか。ヴァルカンはそうでもなかったけど、Mr.ワールドと手を組んでたからかな?

うん。というか何がしかの取引をして現代社会に順応してるからじゃあないかな。ヴァルカンは銃を、ビルキスは性風俗を媒介にして、力を得ている感じ。

o(゚◇゚o)  ほんじゃあこのオスタラは?

実はキリストの復活祭=イースターは本来彼女を讃える祭りだったんよ。

( ̄▽ ̄)  それをキリスト教がのっとったわけか。

そんなわけでキリストをディスりまくるウェンズデイ

「こいつらが生まれる前までは!あの日、イエス・キリストが、汚い墓から這い出てくる前は!人間は色をつけた卵を捧げていたんだ、あなたに!」

これに申し訳なそうにあやまるナザレのイエス

「本当に申し訳ない。」

(≡^∇^≡)  メタルマン的名言キター!

それでもウェンズデイの口撃はやまず、イースターなんてクソくらえだーとか言い出す始末。

(。・・。)   ああ、つまり、オスタラはキリスト教化された自分の祭り、イースターから力を得てるわけか。

Mr.ワールドたちの入れ知恵なんよ。クリスマスとかハロウィンとか季節商戦と関わりがありそうだし。敬意を表してキリストが大挙して訪問してくるし。

d(´▽`)b  すげえ集合写真ww

彼女にとっては他の神々のように愛されず、思い出されなくても特に問題はないんだ。

ウェンズデイの計画

 

ただそれがウェンズデイには我慢ならないご様子。早速オスタラを仲間に引き込むべく説得開始。ヴァルカンも連中に殺されたことにしちゃうよ。

ヾ(・・;)  ええ?自分で殺しといて・・・

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自分に剣を造ったせいで殺されたんだと事実を捏造。横でシャドウも呆れてたけどね。

そして彼女をそそのかす。世界を飢えさせることで人々に思い出させろ、祈りを捧げさせろ、と。

(・_・)  春の女神ならそれが出来るってことか。

要は春を人質に取るわけだ。開放条件は信仰。

(~-~;)  タチ悪い神様だなぁ。

 

さらなる訪問者たち

そんなところへローラマッド・スウィーニーも到着。別室でオスタラに生き返らせてくれるようにお願いするよ。

(゚o゚)  マッド・スウィーニーの友達の友達って彼女のことだったんか。

正確には生き返らせるんじゃあなくて、新たに命を与えることが出来るんだって。ところが神に殺されたものは対象外とのお返事。

( ゚・゚ )  どういうことなの?

他の神によって為された殺人に、オスタラは干渉できないってことらしいよ。

これを聞いたローラは当然怒ってマッド・スウィーニーを締め上げる。曰く「あたしを殺したのは誰?誰なの?どの神よ?」

(=^o^=)  とんだとばっちりだw無関係でもないけど。

あっさりゲロったマッド・スウィーニーにより、そもそもシャドウがカジノ強盗で逮捕されたことからローラの事故死に見せかけた殺害まで、全てウェンズデイの思惑によることが明かされるよ。

で、今度は例の二人までやって来るよ。

(*゚o゚)  テクニカル・ボーイと・・・こっちはメディアか。毎回違うかっこしてんな。

今回はジュディ・ガーランドっていう半世紀ほど前の女優さんだってさ。

( ̄o ̄)  へ~。見分けるのが大変だ。なんか変な取り巻きで引き連れてるし。

元ネタはジュディ・ガーランド主演のイースター・パレードって映画。

 (;´д`)ノ  いや分かる奴いるんかね・・・てか、何しに来たんだ?

 

そりゃ、オスタラウェンズデイに取り込まれないように釘刺しに来たんよ。

( ;・_・)  それだけ重要な存在なんだね。

なんせ彼らが作り上げた「古い神の進化版」だから。

 

宗教も進化しなきゃ。適応し生き残る。あなたと私は多くのことを達成してきた。宗教など全くない時代に。

決戦の幕が上がる

 

そこにウェンズデイも姿を現して雷雲を召還。雷を放ってメディアの部下たちをなぎ払う!

w(゚o゚)w  ついに実力行使か。

そして自らの名を詳らかにするよ。

ウェンズデイ「私はこう呼ばれている。戦いを好む者、死、侵略者、第三の者。片目の男あるいは真実を推し量る者、グリムニール!頭巾を被る者、オール・ファーザー、魔法の心得のある者。私は風や死に方と同じくらいの名前を持っているのだ!使いのカラスはフギンムニン!思考と記憶だ!狼の名はフレキゲリ!馬は絞首台!私は、オーディン!!」

(ノ ̄□ ̄)ノ  長えし!ようやく言ったと思えばこの長さ。相当溜め込んでたな。

まあ見せ場的に盛り上がるしええやん。こういう中2的な名乗りは大好きだし。あと自分の多くの異名だけでなく、眷属の名前も列挙して見せたのは、その言霊で新時代の神々を威圧しようとしたのかもね。

( ̄△ ̄;)  まあかっこいいけど。

これに応えてオスタラも能力を発動。曙の女神、春の女神としての力を以って、周囲数百キロのあらゆる植物を一気に枯れさせてしまう。もしかしたらその範囲はもっと広いのかも。

(゚д゚;)   ウェンズデイに味方したんか。穀倉地帯がやられたら人類社会は壊滅的打撃を受けるね。

ケンタッキー州は牧草が多い地域なんで人類よりも先に馬さんが打撃受けるね。

 

 

完全なとばっちりウマー!>

 

(-x-;)  ・・・まあ結果的に人類の信仰心の上に君臨する新時代の神々にも打撃になると。

そうだね。ウェンズデイオーディンの先制攻撃にひるむ新時代の神々。しかしこの場に現れたMr.ワールドは警告する。

「選んだか、戦いを。では戦おう。望み通りに。だがこの戦いであなたは死ぬ。」

(; ̄Д ̄)  不吉やね。

まあこの程度の脅しに臆するウェンズデイでもないし、むしろシャドウ「全てを信じる」との言葉にニンマリしてるぐらいなんだけど、そこへローラが一声かける。夫と話がある、と。

(* ̄∇ ̄*)  あ、いろいろばらされるんじゃね?

ウェンズデイも急に不穏な顔になってるしね。

(= ̄∇ ̄=)  こりゃシャドウがどっちに付くの見ものだね。

胡散臭い神様腐りかけでハエがブンブンしてる女房・・・

 ( ̄△ ̄)   選択肢が究極過ぎる。こんな場面で終わるの?

最後に長距離バスでハウス・オン・ザ・ロックに向かうビルキスの描写が挿入されて、シーズン1は終了するよ。

 

シーズン2に期待をこめて

 

( ̄。 ̄)  シーズン1を一通り見てどうだった?

面白かったよ。でもこれやっぱある程度元ネタになった神話の知識があった方が楽しめるというか、入り込みやすいかもね。

(=゚ω゚)  ウェンズデイオーディンとか?

神話好きならすぐにピンとくるかもだけど、それ以外の人は敷居が高く感じるかもね。

(=゚∇゚)  女神転生シリーズに足向けて寝られないな。

今から本やらゲームで知識を詰め込む時間のない人は、こちらの動画なんかがオススメだよ。

まあ知っててもオーディンの名乗りのシーンは興奮したし、逆に謎めいた描写の数々は神話を知ってても良く分からないし。残された謎も多いしね。

( ̄◇ ̄)  思わせぶりなシーンを小出しにしてくからなぁ。なんとなくエヴァンゲリオンっぽい。

思わせぶりなキーワードでひっぱってくアニメだったからねぇ。アメリカン・ゴッズは『ゲゲゲの鬼太郎』と『ジョジョの奇妙な冒険』を足してさらに『エヴァンゲリオン』を掛け合わせた感じに見えなくもない。

( ̄▽ ̄)  え?投げっぱなしエンド?

いや、原作のあるドラマだからその辺は大丈夫だと思うけど。

( ̄¬ ̄*)  原作が投げっぱなしだったりしてw

原作者ニール・ゲイマンに祈りを捧げようかね。

ほいじゃ!

 

シーズン2第1話はこちら↓

第7話はこちら↓