異色の伝奇ロボットアニメ『ガサラキ』平安編を紹介するよ!

 

伝承は、

科学の洗礼を受けて、

歴史となる

 

今回はもう20年も前のアニメ『ガサラキ』をご紹介するよ!

(*゚Ω゚)/  ロボットアニメやん。このブログはいつから趣旨変えしたん?

まあ待ちたまえ。実はこの作品、ロボットアニメというジャンルにはめずらしく伝奇や歴史要素が結構盛り込まれてて、それが印象に残ってる僕の好きなアニメの一つなんだけどね。

(/・o・)  へ~、アニメ全体でも伝奇や歴史を扱った作品は決して多くはないイメージだよね。

 

それが最近Amazonプライム・ビデオで配信開始しててね。

さらに詳しく言うとロボットものでありながら、政治や経済、軍事、歴史に伝奇をスパイスにして、さらに能楽をSFにつなげたとんでもアニメなんよ。

(゚_。)?  ???・・・一つの作品に?

そうだよ。

(A゚∇゚)  スポーツを入れればちょっとしたニュース番組並みだね。

日曜の朝9時半っぽくはあるね。

(;´▽`A“  放送時間おかしいやろ・・・ロボットアニメ的な意味で・・・

あらすじ


架空の自衛隊組織、特自の運用する軍用兵器タクティカル・アーマー(略称TA)に秘められた謎と、自らの正体を追い求めるTAパイロット、ユウシロウミハル。二人は彼らを道具としてしか見ない組織に翻弄されながら、伝承に隠された真の意味を見つけることは出来るのか?

 

( ̄_ ̄ i)  自衛隊で自分探しする話なの?

そう言われると身も蓋もないんだけど、作品としては非常に伝奇的色彩の強い世界観で、ある二つの大企業がガサラキなるものを召還する依り代として製造したそれぞれのロボット兵器のパイロット同士が、前世の因縁に迫る話とも言える。

(~д~*)  どんどんオカルトめいてきた。

その分現実の世界観は大分リアリティがあって、後半、日米間での経済戦争から実力行使に至る過程は結構ハード。ホワイトハウスの閣僚が日本側の本拠地を「大蔵省か?日銀か?」とか問う場面まであるし。

(^▽^)/  大蔵省とか懐かしいw

まあ大筋としては“ガサラキ”を現世に召還しようとする野心を持った人々と、それに翻弄される二人の主人公、ユウシロウミハルの物語、だね。

本編についてはこちらの動画の解説が秀逸だよ。

特色

ガサラキってロボットの名前じゃないんだ・・・

大抵ロボットものって主人公機の名前がタイトルなんだけど、このアニメは例外だね。

(・_・)  じゃあガサラキってなんなの?

それはラストまで明かされないんで、ここでネタバレしちゃうけど、遥か昔に異星の文明が超進化した生体コンピューターなんだって。

ヾ(゚0゚*)  何ソレ?!

まあ、『伝説巨神イデオン』のイデとか、『新世紀エヴァンゲリオン』の人類補完計画実行後の何かと思ってればよろし。

正直、この作品もやっぱりというか当時の多くのロボット・アニメと同様、『新世紀エヴァンゲリオン』の強い影響下にあったとように思う。ていうか放送当時からキャラクターのデザインや謎を引っ張る構成はマジでエヴァっぽいと感じてた。

(・◇・ )  スポンサーの要求かな?「大ヒットしたエヴァっぽい感じでよろしく~」みたいな。

ガサラキ放映時はエヴァの映画版も上映済みだからそんな感じだったりしてね。

o(゚◇゚o)  じゃあ、ストーリーも投げっぱなしエンド?

それに近いラストだったかなぁ。

ただ作品全体の雰囲気としてはエヴァンゲリオンより、映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』のような大人向きでポリティカルな雰囲気、かつ非常に抑えた演出が特徴的なアニメだったよ。

 

骨嵬

 

そもそも僕がこのアニメを好きな理由は、シーズン半ばで描かれる「平安編」にあるんよ。

o(゚~゚o)  平安編?平安時代ってこと?

そうだよ。

(´д`)  ロボット・アニメだよね。

ロボット、いるよ!

Σ(゚Å゚)  ホントだww七支刀持ってるし!

骨嵬 (くがい)っていって、これが2体登場するんよ。

(^▽^;)  なんかこれもエヴァっぽいw

エヴァンゲリオンのデザインもウルトラマンと鬼の要素を掛け合わせたものらしいから、多少似通って見えるかもね。

七支刀なんかは平安時代ってより古墳時代、あるいは神代のしろものだけど、骨嵬そのものは完全にオーパーツだね。

(゚ω゚)  本編のロボットよりかっこいいし。

そこはかっこよさの定義によるんだけど、TAは従来のロボットものにはあったヒーロー要素を完全に排除したミリタリーなデザインだよね。

( ̄ω ̄〃)  TA顔ないもん。骨嵬は鎧を来た鬼みたいでかっこいい。

 

そんなわけでこの作品でも最も好きな平安編をメインに見ていくよ。

 

平安編

舞台は平安京

(-ω-;)  くら~い感じだね。

なんせ疫病により、町には死体が転がり治安も悪化してるしね。

(゚ρ゚)ノ  一国の首都なのに?

そう。優雅な平安の都という幻想をいきなりぶちこわすよ。

その分、現代編のシリアスなノリは平安編でも変わらずで、緊迫した伝奇絵物語を味わえるよ。

神輿をめぐる争い

さて、当時の朝廷は他にも厄介な問題を抱えてるんよ。有力な軍事豪族の流れを汲む武士集団渡辺党の問題。

(o・ω・o)  渡辺党?反乱でも企んでるの?

えとね、

彼らは「滝口の武者」と呼ばれる御所の警備部隊なんだけど、もともとは独立した軍事豪族だったんよ。その力の源が前記の骨嵬と呼ばれる御神体。

o(*’o’*)o  あれ御神体だったんだ。

朝廷としてはそんなオーパーツめいたもんを一警備部隊が所有してると不安でしょうがないんで、国家に差し出せって言ってくるんんだけどね。

( ̄ω ̄;)  渡辺党としては御神体を手放すなんて出来ないってところかな?

 

特に党首となった渡辺 綱(わたなべ の つな)この要求に怒りを覚え、都に攻め込むよ。御神体を伴って。

w(゚o゚)w  ええ?!平安京にロボットで攻め込むの?

宗門の輩も神輿を押し立て強訴に及ぶという・・・

(; ̄Д ̄)  俺の知ってる強訴と違う

立ちはだかるは源氏の英雄、源 頼光(みなもと の よりみつ)登場する人物では最もメジャーな人物(のはず!)で、作品内では「らいこう」と呼ばれてるよ。綱も「頼光(らいこう)か!」って言ってるし。伝奇ものっぽくていいよ!

( ̄ロ ̄;)  そういや渡辺綱は頼光配下の四天王じゃなかったっけ?

この作品内ではそういうわけじゃあないみたい。大江山の鬼退治では主従のはずなんだけどね。その綱の野望の道具として、骨嵬を操る嵬(かい。操縦者のこと)として運命に翻弄されるユウシロウとミハル。

(゚〇゚;)  翻弄されまくりなんだね・・・あれ?この二人、現代人じゃあないの?転生してんの?

そういうことだね。しかも毎度運命に翻弄されてるっぽい。実際「800年前の大乱」とか「300年前の神譲り」とかいった思わせぶりなワードも出てくる。

( ̄ェ ̄;)   数百年前の出来事にも関わってて、それが現代にも続いてるわけか。

「800年前の大乱」てのは恐らく女王卑弥呼即位前後の倭国大乱の時代、「300年前の神譲り」は時期的に日本の成立期に当たるので多分壬申の乱の前後に相当すると思われるよ。さらにその少し前に起こった白村江の戦い(はくそんこうのたたかい、はくすきのえのたたかい)ではガサラキの力で倭国の船団が壊滅してる。

( ̄◇ ̄;)  白村江の戦い、パねぇ。

唐・新羅の連合軍と倭国・百済の連合軍が朝鮮半島で激突し、倭国は大敗、百済は滅亡した戦いだよ。これが後に和平路線に転じて、遣唐使に繋がるんだけどね。

=①。①=  朝9時にアニメでやる内容かね。

9時半だよ。

( ̄。 ̄)  へいへい。

こうして幾たびもの生の記憶の断片を抱える二人の主人公は、ついに現代でそのくびきを解き放とうとする。その展開はどうぞ実際に視聴してみてくださいな。

ただし各1話見るごとに情報量の多さ、緊迫感等で結構疲れるかもなんでその辺は自己責任で。

(/・ω・)  ほいな。

あと、平安編は2話だけなんだけどその間、オープニングとエンディングの映像が差し替えられてて、特にエンディングの映像では丹野忍先生の美麗なイラストが楽しめるのでおススメ!

こんなとこかな。

ほいじゃ!(*゚▽゚)ノ