今回のどろろは『ターミネーター2』?原作との視点の違いに注目!伝奇アニメ『どろろ』第2話「万代の巻」をレビュー!

出展:TVアニメ「どろろ」公式 (@dororo_anime) | Twitter

どーもー、ヒーロー屋です。

 ジンジャーエールっす。

 

今回の英雄百景は話題の伝奇アニメ『どろろ』の第2話「万代の巻」だよ。

いやー、にしてもアニメ『どろろ』はおもしろいね!

 ほう、そりゃまた。えらいほめるね。

絵もよく動くし、背景もきれいだし。背景は墨汁を使った特殊な描き方なんだって。

出展:秋山 健太郎(スタジオパブロ) (@studio_pablo) | Twitter

 和風な感じ出てるな。

前にレビューした『アンゴルモア 元寇合戦記』でも和紙みたいな画像表現してたけど、『どろろ』のような伝奇的で幽玄な世界を表現するなら墨汁はぴったりだよね。

 

てか、このアニメ『どろろ』、原作超えるんじゃね?

 そこまで?仮にも原作はあのマンガの神さま、手塚治虫やで?

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ま、原作あってのことはあるかもだけどさ。

で、その原作も手元にあるから同時に読んでるんよ。アニメは原作の要素をうまく取り入れながらも、うまいこと改変しつつ、さらに面白くアレンジしてるとこがいいなって思って。

 そういうのって、下手するとスゲー批判されるけど。

でも、原作自体がかなり昔の作品だし、一度アニメ化された際も、結構、原作アレンジされてたわけだしさ。

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 あの白黒アニメか。百鬼丸が原作より年上兄貴な感じにアレンジされてるよな。黒髪だし。

より『ベルセルク』っぽいっしょ。

そういや今回のアニメ自体はカラーだけど、百鬼丸の服装がモノクロな感じなのはその白黒アニメリスペクトなのかも。

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 そんなに白黒かな。

第1話の登場シーンは特にそう感じたけど。

 

あと、白黒版が『ベルセルク』なら、今回のアニメは映画『ターミネーター2』だな。

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 あー、シュワちゃんが百鬼丸ポジか。

そう。どろろがジョン・コナーw

 じゃあ、どろろ百鬼丸に言葉教えてあげるんだ?

え?

 「地獄で会おうぜ、ベイビーだ!」

いやぁ、どうかな?

 「組み合わせて使ってもいいんだよ?」

百鬼丸に「ガタガタ言うな、クソ野郎」なんて言って欲しくないんだけど。

 「ノー・プロブレム」

・・・もうええわ。

 なんか世代的になつかしくてw

要は『T2』がジョンやサラ・コナー視点のターミネーターであるように、今回のアニメ版『どろろ』はまさにどろろ視点で百鬼丸が描かれてるんよ。

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 原作は違うの?

めっちゃ強いヒーロー百鬼丸とそのサイドキック(相棒)どろろって感じかな。どろろ自身、百鬼丸に依存しきってるわけじゃないから、前回も言ったガッツとイシドロとか、アメコミ『Xメン』のアンチ・ヒーロー ウルヴァリンジュビリー(あるいはシャドウキャットとかヒサコとかローラとか)の関係性が近い。

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 ガッツもローガンも百鬼丸も腕に武器しこんでるしな。

対してこのアニメ版は百鬼丸がしゃべらず、ほぼどろろがしゃべりまくり、話を牽引してる感じだしね。

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 狂言回しってやつか。

『T2』だとサラ・コナーの役回りだね。

 でも百鬼丸がしゃべれないんじゃ、この2人の意思疎通はむずかしいんじゃないの?

たしかに一方的にどろろがしゃべってるけど、最後に百鬼丸が自分の名前を地面に書いて明かしてるし、それに今回は琵琶法師の琵琶丸(びわまる)も話に絡んでくるからね。

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この人も盲目なんだけど、目も耳も口も利かない百鬼丸の代わりに、いろいろ解説してくれるんよ。

 あ、この人、漫画『ブラックジャック』で見たような・・・

手塚漫画おなじみのスター・システムでいろんな作品にでてるけど、この人、実は漫画『どろろ』が初出、というかデビュー作(?)なんだって。

 ああ、世界観がつながってるユニバースじゃなく、あくまでキャラクターを演者として登場させてるっていうやつか。

そういう演出なんだよね。

そのせいか、今回の話の元になった原作のストーリーだと、見開きで芝居じみた演出をしてたりして、シリアスな話にもギャグを入れるれな気がすまない手塚治虫の特徴がよく出てる感じ。

出展:手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

 

あと、原作との違いといえば、話の概観はほぼ同じなんだけど、重要な根幹が大きくアレンジされてるのが興味深かったね。

 というと?

簡単に言うと、原作の女夜叉 万代(ばんだい)と村民の関係は、万代が圧倒的な力で一方的に寄生してたんよ。でも今回のアニメ版は両者がある種の共生関係にあるとこだね。

 厳しい戦国の世で、きれいごとだけじゃ生きていけないもんな。

ただ、その罪の意識を自覚してるせいか、原作のように妖怪を退治した英雄であるはずの百鬼丸たちを追い出すような描写はないのもおもしろいね。

 そっちはそっちでせちがれぇな。

世知辛いといえば、この村の様子が原作マンガでもアニメ版でもたいして裕福そうには見えないし、原作でははっきり貧しい村って言ってるんだけど、アニメではどろろが豊かな村と言ってるんよ。

 さすがの泥棒視点。

つまり普通に貧しそうな村が、アニメ『どろろ』においては裕福だってことに、戦国時代の世知辛さが感じられてさ~。

 中世の地方村落なんてそんなもんじゃね?

そうなんだけど、第1話でも和尚さんが言ってた現世は地獄って言葉と重なって、このアニメのダークさが出てるように思ってさ。

 そういや魔物たちがいたのも地獄堂ってお堂だったな。地獄がこのアニメのキーワードなんかな?

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まあ、その辺はまだ第2話だしおいおいかな。

 

とにかく次回も楽しみなアニメだよ!

 


 じゃあ今回はこの辺で。

ほいじゃねー!

 

次回予告:

 

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