ガチな傑作歴史マンガを勝手にリストアップ! 極上の歴史マンガ11選だよ!

ていうか歴史マンガってどういうのをいうんかな?

 これとか?

学習漫画やん!

確かに僕もそこから歴史は学んだけどさ。

やっぱマンガは楽しくないと。

それも極上のエンターテイメントとして成立してるのがいい!

 そりゃ、娯楽性は大事だよね。

 

そーゆーこと。

それにマンガって大体の人はまず絵柄で好き嫌いを判断して、それから面白いかどうかで次も読むかどうか決めるよね。

 

 そりゃ、マンガはまずビジュアルだし、内容も重要だよね。

 

でもその前にマンガのジャンルを選択してからって人もいると思うんよ。

で、ボクの場合は歴史や神話とかになる。

 

 『蒼天航路』とか『センゴク』とか『キングダム』とか『ヴィンランド・サガ』とか。

それそれ!

歴史の流れも重要だけど、マンガはキャラクターに焦点を当てているからこそ歴史をエンターテイメントとして楽しめると思うんよ。

 

 歴史そのものもドラマチックな群像劇だしね。

 

それを最もうまく昇華してるのが日本のマンガだと思うんよ。

だから今回は勉強になる、ならないは完全に無視して、純粋に楽しめるマンガをあげてみるよー。しかも極上のやつを厳選してね。

数が多いんで 今回は2006年までに連載開始したマンガに限って選んだよー。

 

 何で2006年?

 

キングダムの連載が始まった年だから。詳しくはキングダムの項に書くよ。

 

そもそも僕ぁマンガといえば普通にドラゴンボールとかジャンプ系の少年マンガばっかり読んでたんだけど、子供のころ,

じいちゃん家の伯父さんの部屋であるマンガを見つけたんだ。

まずはそこから行こう!

 

歴史マンガとの出会い

てなわけでまずは歴史マンガとの出会いから語らせてくださいな。
最初に読んだのは横山光輝の『三国志』だったんよ。

『三国志』!

横山光輝(1971-86連載) 

主人公・劉備(りゅうび)が豪傑・関羽(かんう)張飛(ちょうひ)とともに乱世を治めるための戦いに飛び出してくサクセス・ストーリーだよ!前半はね。

 あれ60巻ぐらいなかったっけ?

そうなんよ。

じいちゃん家に帰省してるときに伯父さんのコレクションを見つけて、ちょっと試しに読んでみたら、これが面白くて。

ただ巻数が多いし、帰省期間は一週間ぐらい。一気読みは無謀かなって思って。

 

 あきらめた?

 

読んじゃった。一週間、朝から晩まで読み通しで。

 

 一気読みか。感想は?

暴力描写にビックリした!

 

  そこ?

当時読んでたドラゴンボールが暴力的ってんで、世間から結構たたかれてたんだけど、とんでもないね。

三国志はいきなり死体が池に大量に放りこまれてるわ、首は飛びまくるわで、え?これ読んでいいのかなぁって感じだったよ。
それでも読み続けたのは出てくるキャラクターが魅力的だったのと絵柄がシンプルで見易いせいかな。

全巻一気に読んじゃったよ。
となると、横山さんの他の歴史物も読んでみたいところ。

 じゃあ『水滸伝』だ。

それ!

ただ水滸伝は巻数が少なくてすぐ読み終わっちゃったし、他の戦国ものはイマイチ乗り切れなかったんだ。

三国志ほどのインパクトが感じられなかったせいかな。

迫力のある戦闘シーンが印象的だったから、それを超えるものがなかったから、その後は歴史マンガから一時期遠ざかってたんだよ。

じゃあカムバックしたのは?

 

歴史マンガカムバック

『蒼天航路』(1994~2005)だね。

『蒼天航路』!

原作・原案李學仁、漫画王欣太

(1994-2005連載)

 注意!エログロ満載てんこ盛りです。

三国志ではライヴァル役だった完璧超人・曹操(そうそう)を主役にすえた新感覚三国志バトル漫画だよ!特にアクションのスピード感はハンパない!

高校生か大学生のころに偶然、漫画雑誌モーニングを立ち読みしてたら物凄い濃い絵柄のマンガを見つけて、しかも中国の歴史っぽい服着た横山三国志の曹操みたいな三白眼が裁判官と相対してたから、なにかと思ったらマジで曹操だったよ。

 濃いね。

濃いし、こんなにエネルギーを持ったマンガは見たことなかった。正直それまでいわゆる劇画調なマンガは読んだことがほとんどなくて、ほんとなら拒絶反応が起きてもおかしくなかったんだけど、なぜかぐんぐん引き寄せられたよ。

残虐な描写がこれでもかってほどあるけど、それにもここのキャラクターのイデオロギーが反映されてたりして、目をそらせなかったってのが正しかったかもね。
濃い絵柄も、以前に『花の慶次』なら立ち読みしたことあったし、アメコミにハマってたせいもあったから慣れてたのかな。

でも何より面白い歴史マンガに飢えてたんだと思う。

そんなわけで勝手に今後百年は蒼天航路を越える三国志マンガは出てこないと思ってるしね。
 どんな大風呂敷広げてんのw 百年は知らんけど、確かに同じ土俵で勝負するより違う時代背景で描いた方が有利かもね。

そういう意味で『キングダム』は正解だよね。

『キングダム』!

原泰久(2006~連載中)

後の秦の始皇帝となる少年嬴政(えいせい)と、その部下となる少年、と仲間達が立ちふさがる強敵たちと激戦を繰り広げる大バトル漫画だよ!
こっちはより少年漫画の王道を行ってるけど、歴史ものだからって小難しい説明を省いて第一話はインパクトを重視した構成になってるのは蒼天航路と同じだね。

 こっちも濃いし。蒼天が終わって少ししてから始まってるね。

やっぱ古代中国ものは英雄豪傑がわんさか出て来て、ズバーッとやってドーンてなるのがいいよね。

 

うん、わからん。

ただ巻数が結構多いのと最近ちょっと中だるみ気味な感じがしなくもないのがちょっと心配。

とはいえ数ある歴史漫画の中でもその熱量はずば抜けてるのは確か!

蒼天航路を少し少年漫画に寄せたかんじかな?

 そういや蒼天航路の王欣太さん、『達人伝-9万里を風に乗り-』っていう秦(キングダム?)を倒すぞーって漫画連載中やね。

意識してるよね。

おかげで面白いし、若いころの呂不韋が出て来て一種のクロスオーバーも楽しめるし。

 結局、蒼天航路に戻っちゃったね。

まーね。

やっぱしキングダムはこの手の歴史バトルマンガを大分メジャーにしたと思うし、その直接の流れは蒼天航路から始まってると思うんよ。

だから三国志と蒼天航路から始めて、キングダム連載開始の2006年までを一つの区切りにしてみた訳なんだ。

蒼天といえば同時期にモーニングで連載してたのが『バガボンド』。

 

『バガボンド』!

井上雄彦(1998~休載中)

 

スラムダンクの作者の描く剣豪、宮本武蔵の物語。

 連載してたっていうかまだ終わってないよね?

絶賛休載中!

最後のマンガ展」って展覧会で武蔵の最期、つまりバガボンドの最終話を描いちゃったからモチベーションが沸かないのかな?


それは置くとして、とにかくこのマンガはまず作者の画力に注目だよ!

スラムダンクの最後の方と比べても格段にうまくなってるし、個々のキャラクターの心理描写や表情が秀逸!いろんな顔が描けて楽しそうなのが伝わってくるよ。

 展覧会開けるほどの画力はすごいな。

ストーリーも良いよ。出てくる剣豪達は皆、切り合いでしか自己表現の出来ないアーティストみたいに個性的な連中だし、凄惨な描写だけじゃなく、たまに茶目っ気のあるシーンもあったりして面白い。
残すは佐々木小次郎との最終決戦のみなんでなんとか完結させてほしいなぁ。

 気長に待とう バガボンド。

モーニング連載といえばこちらも忘れちゃいけない『へうげもの』。

『へうげもの』!

山田芳裕(2005~2017)

 

ひょうげものって読むよ。

信長・秀吉・家康の三英傑の時代に茶の湯の天下を狙う古田織部(ふるた・おりべ)のトンデモ戦国茶の湯絵巻だよ。
結構ぶっ飛んだ内容なので史実そのものの描写ですら疑ってかかりたくなるマンガだよ!

家康がえんぴつ使ってたなんて最初はフィクションだと思ったし。

 じゃあ信長が真っ二つになってから血で茶をたてたり、主人公が関が原でカタパルト投射されたのも

それはない。

ただそういった描写だけじゃなく、秀吉利休家康たち権力者の業の深さや茶器の美的感覚のパラダイムシフトなども深く描かれているので油断ならないよ。

 顔芸だけが魅力じゃないと。

あれはもう慣れるとクセになるね。
同時期にモーニングで連載が始まったのが『チェーザレ 破壊の創造者』。

『チェーザレ 破壊の創造者』!

惣領冬実(2005~休載中)

イタリア戦国時代に覇を唱えた中世の破壊者、チェーザレ・ボルジアの若き日々を描く歴史大作だよ。

 イケメンだね。

だね。実はチェーザレ・ボルジアについては塩野七生の小説『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』で読んでたんで、注目してたんよ。

 小説と同じく作者は女性なんだね。モテモテやないすか。

女性の漫画家の描くマンガを読んだのは初めてだったんだけど、ほかの歴史マンガと違って静的描写というか、各キャラクターが見せる含みのある表情がなんとも言えない魅力があるんだ。

 ただし作者取材のため休載します。

ねー。当時のイタリアの情勢やら文化やらの細かい描写が必要なせいか連載が断続的なんだよね。ま、これも気長に待つしか。

というわけでこの時期のモーニングを読めば何かしら歴史物が連載されてたんよ。
がっ!!

 

 ??

 

ところがっ!!
2005年で蒼天の連載が終了し、バガボンド、チェーザレは休載が多く、隔週で読めるのはへうげものだけになってまったんよ。

 キングダムは?

2006年連載開始だから1年待たなきゃあならないんよ。

 

 新書がなければ古書を探せばいいじゃない。
というわけで、マンガを探すにゃブックオフ!

 

中古書店をあさるよ!

古本屋で探しまくって見つけたのがまず『ますらお -秘本義経記-』。

『ますらお -秘本義経記-』!

北崎拓(1994-96連載)

自分の人生を汚した平家政権への憎悪に燃える源義経は一度は敵として殺しあった仲間達と共に平家打倒の戦いに身を投じるよ。

 目付き悪っ!キングダムか?

そう。この漫画の義経はマジで目付きが悪い。平家への憎しみに捕らわれてるんだけど、弁慶ら、仲間達との出会いが少しづつ人間性を取り戻していくかのように見えるんだけど・・・

 義経って最後は兄貴の頼朝に嫌われて殺されちゃうんでしょ?

そう。悲劇のヒーローなんだけど、このマンガでは一ノ谷の戦いまでしか描かれなかったんだ。

そもそもこの義経も根は優しいんだけど内に憎悪を秘めたキャラクターで、よく描かれる純粋な悲劇のヒーローとは違うと思うね。

手塚治虫『火の鳥 乱世編』に登場した義経に通じるものがあるようなないような・・・

 あるのかないのか。それはそうと8巻で連載終了してるんだね。

がっ、何と18年後の2014年にヤングキングアワーズで特別編が連載され、翌2015年から新シリーズが連載開始!

より歪んだ憎悪をその身に宿らせた義経の復讐劇が幕を開けるよ!果たして世を破壊する鬼は頼朝か、それとも義経なのか・・・


続きが楽しみだよ。
もう一つブックオフで見つけたのが『ナポレオン -獅子の時代-』だよ!

『ナポレオン -獅子の時代-』!

長谷川哲也

(2003-2011連載、新シリーズ連載中)

フランス革命の混乱期を経て、迷走するフランスに狂気の野心を秘めたナポレオンが出現!配下のイカレた将軍達とともにヨーロッパに旋風を巻き起こすよ!

 世界史の超有名人だね。

そうだね。でもナポレオンだけじゃなくその周囲のキャラクターも濃い人ばっかなんで群像劇としての魅力もあるんだ。

 

 CRって、まさかのパチンコw 濃いし、奇人変人ばっかだね。

もうギャグかグロしかないようにも見えるけど、だからこそたまに描かれる深い描写に心打たれるよ。
現在は新シリーズ『ナポレオン ‐覇道進撃‐』が連載中!第一話は必見だよ!

「おめでとう~ おめでとう~ 今日は楽しい誕生日~♪」

 『センゴク』の明智光秀の「おめでおとう」なみにイカレてるね。

それは次に扱うから。

 

歴史マンガたよ!

そんなこんなしてるうちにヤングジャンプで既に連載されてた『センゴク』を見つけたんよ。

キングダムも含めてこの辺から歴史マンガ始まった!って感じがしたんだ。

『センゴク』!

宮下英樹

(2004-2007連載、新シリーズ連載中)

時は戦国!織田信長に仕える千石権兵衛(せんごく・ごんべえ)は後の天下人、羽柴秀吉のもとで時代の現実に直面する。目指すは出世か?初恋か?

 なんとなくキングダムと似たもの感じるね。

最初のシリーズは少年漫画よりだからね。

 主人公が猪突猛進なアホなところとか。

そういう主人公好きなんだよなぁ。三国志でも張飛とか馬超が好きだし。
ただこのシリーズ、無駄なエロ描写が多くてそこが不満!

 

 またまた~。

好きだけどちゃうねん。とっとと話を進めて欲しいねん。

そもそもオレの好きな浅井長政があんなヘタレなはずがない!
まぁ、それは置いといて、センゴクは連載終了後に『センゴク 天正記』『センゴク 一統記』、そして現在は『センゴク権兵衛』として続いてるんだ。

このシリーズからはより青年誌らしく無駄なエロ描写は抑えられており、

 普通、逆じゃね?

・・・より戦国時代のリアルに重点が置かれてるんだ。

 

あと武田信玄がマーロン・ブランドだったり上杉謙信がプーチン大統領だったり、顔の描きわけも見てて楽しいよ。

 それはリアルなのかな?

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それと『センゴク外伝 桶狭間戦記』っていう外伝作品では今川義元やその軍師太原雪斎(たいげん・せっさい)織田信長が主役にすえられててこれも読み応えあるよ。

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そんなわけで2005年にキングダムが始まり、週ごとに立ち読みできる歴史マンガに事欠くことはなくなったんだ。

 結構なことで。ていうか立ち読みかよ。

コミックは購入してるよ、もちろん。逆にコミックでしか読んでないのもあってそれが『ヒストリエ』だね。

『ヒストリエ』!

岩明均(2003~連載中)

 

あの名作『寄生獣』の作者が描く――
 みんなそれ言うよね。
・・・古代ギリシアを舞台とした歴史物語。

超有名な偉人、若き日のマケドニアのアレキサンダー大王(アレクサンドロス)も出てくるけど主役は彼の書記官になるエウメネス

 知らないなぁ。

僕も知らんかった。

そもそも前半生はほぼ不明な人らしくて、その分このマンガもマケドニアに来るまではほぼフィクションなんだ。

 へー。これの元ネタとしては有名だよ。

でも普段の彼はあんまり感情の起伏はないんだよ。たまに「文化が違~~う!」とか言ったり言われたりするけどね。


このマンガの魅力は張り詰めた緊張感かな。主人公エウメネスは己の才覚一つだけで生き延びていく。

それだけに一つ間違えれば自身が窮地に陥る危険に常にさらされている緊迫感があるんだ。
相手は皆、普通の人間なんだけど同時に自身に危害を加え得る他者でもあるってかんじだね。

 

さてもうひとつ、コミックだけで読んでるのが『ヴィンランド・サガ』。

『ヴィンランド・サガ』!

幸村誠(2005~連載中)

北欧からイングランドにかけて新たな帝国が誕生しようとしていた!

北海にヴァイキングの猛威が吹き荒れる中、少年トルフィンは亡き父の言う本当の戦士の姿を見い出すのか、それとも復讐の狂気に呑みこまれてしまうのか・・・

 ヴァイキングかぁ。海賊といえばワンピースやパイレーツ・オブ・カリビアンのヒットでパイレーツのイメージのほうが強くなってたからね。

よくワンピースが海賊なのに海で戦わないって言われるけど、ヴィンランド・サガ読んで思ったのは、海の上で戦うわけないじゃんって事だったね。
ま、それは置いといてこのマンガの魅力は復讐にとらわれる主人公、トルフィンの表情が徐々に徐々に醜くなっていくところかな。

 それ魅力なん?

 

まあ実際、仇のアシェラッドや、

戦闘狂のトルケルの方が魅力的に見えてくるんだけど、

後に全てを失って奴隷の身にまで堕ちたトルフィンが奴隷仲間のエイナルに心を開くことでようやく人間らしい表情を取り戻していくんだ。

 ヒゲ面だけどな。

剃りました!(キリッ)

あと手の描写がなんかすごい。表情以上に手が訴えかけてくるんでそこも注目かな。

もちろんヴァイキングの時代なので戦闘シーンも迫力満点、現代人とは全く異なった価値観の持ち主たちの活躍も見所だよ。

 

とまあこんなかんじで面白い歴史マンガの波が2005年前後から来たんよ!

しかも連載は続いてるからまだまだ楽しめる。

特にキングダムを連載してるヤングジャンプ

センゴクのヤングマガジン

へうげもののモーニングはコンビニでも売ってるから毎週何かしら読むことが出来るし、ナポレオンやヴィンランド・サガはコンスタントにコミックが発売されるからね。

 

 いい時代になったね。

 

これでバガボンドとチェーザレの新刊を待つだけの生活から人々は解放されたのであった。

 

 なんで無駄に壮大な感じになってるの??

 

さて、今回は2005年までに連載が始まったマンガに限って選んだので、2006年以降連載されたマンガはまた今度、傑作選をやるよ。

 

 お楽しみに!

ほいじゃ!

 

後編だよ↓