思い出のヒーローたちを振り返るよ!英雄雑記vol.1

このブログは僕が読んだり見たりした、古今東西の神話や歴史上の英雄伝奇を扱ったコミックや小説、ドラマを紹介するのが目的なんだけど、その動機というかその英雄譚にはまった経緯を書いてみようかなと思って。

(/・0・)   ほうほう。思い出語りか。

それを様々なヒーロー作品から語ってみるよ~。

(。・ω・)σ  ヒーローってもいろいろあるっしょ。

そうさね。基本的に神話や伝奇、アニメやマンガ、特撮を含めたフィクションの中のヒーローたちがメインだけど、歴史上の人物も創作された英雄譚として語るつもりだよ。

おひまな人はお付き合いいただけたらと思います。

 

ヒーローものの原体験

 

ヒーローものといえばよく思い浮かべられるのは特撮物のヒーローなんかが一般的な気がする。

(・・、)  戦隊ものとか仮面ライダーとか。

仮面ライダーは原体験がないんだよね。僕の幼年期は丁度仮面ライダーシリーズが放送してない時期だったんよ。
少し大きくなってから『仮面ライダーブラック RX』ってのを見た記憶があるけど、むしろ幼年期は『宇宙刑事シャイダー』が印象深いね。

(。・ω・)  メタル・ヒーローってやつだね。青くてかっこいいけど、なんで?

幼稚園児のころに近くのスーパーマーケットの前でヒーローショーやっててさ。シャイダーがピンチになると、司会のおねえさんが応援しようって言うんで、一生懸命応援したの覚えてる。

( ̄▽+ ̄*)  HAHAHAw

子供なんだからしゃあないだろ。ま、でも応援したくなるキャラってのもヒーローの条件なのかな。颯爽と登場、活躍、しかし敵の卑怯な罠でピンチ!からの逆転劇でハッピーエンドってのが単純だけどカタルシスなんだろね。この辺はより高年齢層向けの類似作品、例えば『ロボコップ』なんかでも変わらないと思う。

(  ̄◇ ̄)  あとは戦隊ものか。

戦隊ものは放送が一度も途切れたことがないんじゃないかな。
だからダイナマンとかチェンジマンとかバイオマンとかはなんとなく記憶に残ってるけど、あんまし覚えてないんだよなぁ。
あとは早朝に再放送やってたウルトラマンシリーズ

このシリーズは一応世界観が連続してて『ウルトラマンタロウ』にそれ以前のウルトラマンたちが出てきたりして嬉しかったのを覚えてる。

(゚-゚;)  この辺はある時期までのガンダムシリーズと同じだね。

いわゆる宇宙世紀シリーズ。


対して、戦隊ものは1シーズンで別のストーリーラインにリセットされちゃうから個別の作品として印象に残りにくいんだよね。
新規参入してくる子供が対象だから当然なんだけど。

( ̄ー ̄;)  デザインも大幅な変化はなかったような気がするし。

製作側としてはある程度フォーマットが固まってた方がいいだろうし。それでいて毎年同じキャラクターじゃあ子供たちの購買意欲は刺激できないし。

( ̄∇ ̄)  大人の事情をぶっこむなしww

要は既視感からくる安定感と、マイナーチェンジによる斬新な魅力が特撮ヒーローにはあったように思うな。アメコミだと一度ヒットしたらその主人公でシリーズを続けてくわけだけど、それだと新規参入してくるファンが限定されちゃうんだよね。

 (/・o・)  敷居が高いってやつか。『ONE PIECE』なんかもそうじゃね?

確かに。でもジャンプ漫画は対象年齢が広いから継続して読んでもらえる強みがあるからね。

(・ω・ )  ほーん。だから戦隊ものは特撮ヒーローのなかでも幼年向けに見えるのかな。

奥様のファンもいるようだけど。

( ̄▽ ̄)ノ”  そりゃ中の人のファンやろ。

 

ロボットヒーロー

 
 

ガンダム

ま、いわゆる特撮ヒーローものは基本的に小学生低学年までが主な視聴対象として製作されててるわけだから、年をとるにつれそういったものからは離れるようになってくる。

 ヽ( ´ ▽ ` )ノ    どうせ大して変わんないんじゃないの?

まーね。で、さっきも言ったガンダム。それも当時放送してた『機動戦士Zガンダム』とその続編『機動戦士ガンダムZZ』

これでロボットもののかっこよさに目覚めたんよ。

o(゚◇゚o)  でもガンダムってヒーローもの?

人間ドラマを重視したロボットもので、ヒーローっぽい要素は一見見られないよね。でも作中では兵器として扱われ、モビルスーツと呼ばれるロボットたちのスタイリッシュなデザイン、カラーリングは当時子供だった僕の目には充分ヒーロー然として見えたんよ。
ロボットだけ見るなら、それ以前のロボットヒーローたちをスタイリッシュにした流れだと思うしね。単純な兵器としてみたらちょっとけばけばし過ぎるカラリーングだし。

(〃 ̄ω ̄)σ  重厚な人間ドラマについていけなかったってだけじゃ?

うん。特にはさっぱり分からなくて良く覚えてもなかった。むしろZZは分かりやすくしてくれたおかげで思い出深い作品になったよ。製作者の富野由悠季監督としてはスポンサーの要求であるかっこいいロボットをたくさん出しつつも、大人向け映画のようなドラマチックな作品にしたかったみたいだけど、当事の僕はそこまでの年齢に達してなかったんだなぁ。

ただ、大人の観賞にも耐えうる作品を目指すって意味では、同時期のアメコミにも通じるところが合って興味深いんよ。

(o・ω・o) そうなの?

『ダークナイト:リターンズ』とか『ウォッチメン』とかね。特にウォッチメンはヒーローがベトナムに従軍したり、デモ隊を武力鎮圧したりするハードな内容で、最終的には人類の救済を狂気じみた手段で為さそうとする大人向けなコミックなんよ。

(|||▽||| )  それもうヒーローじゃないような・・・

現実世界ではベトナム戦争やら米ソ・デタントやらで単純な正義と悪の価値観に疑問が提示された後だったからかもね。

そういった現実世界の流れをフィクションに反映させようとするのも作り手の常。ZガンダムガンダムZZでも軍の残虐行為や政府組織の腐敗など、主人公たちの活躍だけでは救えない世界の現実を映し出してたと思うよ。もともと最初の『機動戦士ガンダム』って作品自体が単純なヒーローもの、ロボットものとは一味違った演出で世に送り出したんだろうけれど・・・

(´д` )   子供にはむつかしい

トランスフォーマー

で、同時期にやってたのが最近実写映画も作られてる『トランスフォーマー』


この作品こそ、僕がヒーロー好きの原点になったアニメなんよ。
これもロボットアニメではあるものの、主役は人間ではなく、トランスフォーマーという超ロボット生命体ってところが他の日本のアニメにはなかなか見ない概念だったんよ。

ヾ(>▽<)  超ロボット生命体www

笑わんといて!
もともとは日本の変形ロボット玩具をアメリカ側で販売する際にプロモーションとしてアニメ化しようって企画された作品なんで、意思を持ったロボット異星人たちが主役なんよ。

(*゚∀゚)  量産される兵器じゃなくて、個々に人格のあるヒーロー、ヴィランたちとして描かれたわけね。

善と悪の2大勢力に別れて戦うトランスフォーマーたちは自分達の星を荒廃させてしまい、エネルギーを求めて宇宙に脱出。しかし宇宙空間でまで争いを繰り広げたあげく、古代の地球に不時着。そして400万年後。

Σ( ̄ε ̄;|||  ちょ、時間経ちすぎw

現代に目覚めた彼らは、己が変形能力を駆使し、自動車や戦闘機に姿を変え、再びエネルギー争奪の戦いを始めるのである!

( ̄Д ̄;)  迷惑すぎだろ、地球人的に。

原住民との交流もこのアニメの見所だよ。

(。`Д´。)  原住民て!

この作品の特徴としては、なんせロボット玩具を売るのが主眼なので、その膨大な種類のロボットキャラが登場すること。故に単純な善悪の2勢力に分けられ、それぞれのキャラに見せ場があること。とはいえ放送時間は通常のアニメと同じなので、格キャラの登場のテンポがよく、スピーデイな展開であきさせない。そして誰も死なない。

(・ω・)  画面に映らなきゃ宣伝にならんからね。死んだら出番なしで売れ上げも死んじゃうしw

こうして出来上がった善と悪の群像劇に僕は強く心惹かれましてね。後に『X-MEN(エックスメン)』『アベンジャーズ』、『水滸伝』ワンピースにハマる下地になったと思うんよ。

玩具のCMでも「君が選ぶ、君のヒーロー!」って謡ってたからね。そのテーマを良く汲んでる最近のゲームやコミックは面白いよ!ただし実写映画、テメーはダメだ。

 (゚ρ゚)  何だよ。そういや3作目までしかBD買ってないんだね。

それもNetflixで見れるしな・・・とにかく4作目が酷すぎた。まあその話は置いといて・・・

 

群像劇の魅力

大好きだったトランスフォーマーも日本オリジナル版になるとアメリカ版の持ってたいい意味での荒さがなくなり、日本的な正義の味方と成り果てる。

(・_・)  どう違うのさ。

ん~、リーダーが一番強くて品行方正。悪の黒幕は一番奥に引っ込んで前線に出てこないチキン野郎と化す。
正義の味方のサイバトロン戦士の一人一人に一長一短あってキャラクターがたってたアメリカ版の方が好きだった。日本版はちょっと説教くさいっていうか、子供向けっていうか、ノリが違うんだよな。

(ーωー)  もともとが子供向けだけどな。

単にアメリカかぶれだったのかなぁ。でもこれが後に『水滸伝』を猛烈に好きになるきっかけになるから分からんもんです。

(゚ー゚*?)  水滸伝?ああ、群像劇なのは共通してるよね。あとはリーダーが最強の存在ってわけじゃないとことか?

僕の中ではコンボイ司令官(オプティマス・プライム)と梁山泊の首領晁蓋(ちょうがい)のイメージが被るんだよね。

o(゚◇゚o)  へ?まあどっちも前期の頼りがいあるリーダーだし、体格よさげなとことかかな?

共に大人物に見えて結構短気。あと、途中で死んじゃうし。

σ(・・?)  じゃあ、後を継いだ宋江(そうこう)ロディマス・コンボイ(ロディマス・プライム)

なんか先代に比べると頼りないけど、飄々としてるとことか。

( ゚_ノ゚)  飄々としてるか、宋江

見方によっては。・・・個人の感想です。

( ‥)   ・・・

あとはヒーローものでも群像劇となると、単純な正義の見方だけじゃあなく、結構アウトローなキャラや危ないやつも混ざってくるのが魅力かな。

ヽ(・ω・; )   ウルヴァリンとか黒旋風李逵(りき)とかグリムロックとか。
『三国志』なら張飛だね。
他にも陽気なやつ、不気味なやつ、おしゃべり、無口、キザ、完璧超人とかそういう連中が見せるチームプレイが場面を彩り、また勝手な行動がストーリーを力強く牽引してくんだよね。
( ´ ▽ ` )   個人のヒーローものにはない魅力だよね。

 

幻想世界の英雄譚

 

さて、自分の中でトランスフォーマーが一旦終わり、ガンダムもそのころはブームと呼ぶには程遠い状況。

(=゚▽゚)/  SDガンダムとかは人気だったね。

とはいえ、当時の一般認識ではまだまだガンダムってのは子供向けのロボットアニメだし、オタクっぽい趣味だった。僕もガンダムの下敷きを学校に持っていってからかわれたし。

(゚ペ)  今は違うの?

まぁ認知度は上がったと思うけど。ガンダム芸人なんて当時はいなかったし。

(*゚▽゚)  そらそうだ。

まあ中学生ともなればそろそろそういったロボットものとかからは卒業して、みんなTVのバラエティーやドラマに話が移ってくもんだったしね。ぎりぎりで少年ジャンプみたいな。

その後のガンダムは映画が成功しなかったせいもあってか、より低年齢層向けのSDガンダムにシフトし、TVシリーズも新しい方向性を模索するなか僕の興味からも外れていったんよ。

(`▽)  ロボットものは卒業っすか。

まーね、中学生くらいになるとね。トランスフォーマーは最近アメコミ読んだりしてるけど。

とはいえ一度そうしたものにハマっちゃうと、何か別の夢中になれるものが欲しくていろいろ見回して見る。んでハマったのがOVA『ロードス島戦記』とか映画『スターウォーズ』とかかな。どちらも映像作品からハマって小説とかもそれなりに読んだんよ。

(´□`)  結局マニアックな方向に行くし。

現代的な英雄譚ってとこは共通してるね。

( `o´ )  スルーすんなし。

両方とも神話的な要素が数多く入ってるし。特にスターウォーズは旧3部作から新3部作を通してみることで、物語の連環が完成していて、その最後の作品エピソード3なんかはまさに20世紀の政治劇をなぞった神話だと感じたね。

あとファンタジーといえば、小説で『はてしない物語』『ナルニア国物語』『ゲド戦記』とかも何度も読んだ。

(´・ω・`)  じゃあアニメ卒業かな?

それがあの作品のせいでそうはならなかったんよ・・・

 

ヒーローたちの疎外感

 

『新世紀エヴァンゲリオン』見ちゃったんだよねぇ。

しかも当時はフルハウスが見たくてエヴァはビデオに録画してたのがまずかった。

(〃 ̄∇)  フルハウスなつかしいなw

今はフラーハウスも見れるぞ。


じゃあなくて、
ビデオ録画したせいで何度も見ることが出来るからもう、ドハマリ。

(゚_。)  でもあれってヒーロー的要素ある?

・・・ないね。むしろ無いのがあの作品の特徴だったようにも思うしね。ロボットのデザインはかっこいいけど。

o(゚◇゚o)  ロボットやない。汎用人型決戦兵器や。

長いし。ただ主人公碇シンジへの共感だけがあった。あの世代特有の世間一般からの疎外感というか

んで、疎外感って意味では同じころに放映されたアニメ『Xメン』も通じるものがあったんよ。

Σ( ̄□ ̄;)  Shooock!

オープニング詐欺なw見事にひっかかったよ。

山ちゃんのかっこいいタイトルコールに引かれたせいもあるけど。

( ・_・;)  アメコミ原作のアニメを日本でも放送したんだよね。要は特殊能力を持った連中が繰り広げるチームバトルって感じだった。

それもあるけど、他の作品と一線を画してたのは能力者=ミュータントたちを一つの人種としてカテゴライズし、非ミュータントである通常の人類との対立をメインにすえたことだと思うんよ。

(・-・)  人種差別がテーマなんだよな。

その少し前に見た『宇宙の騎士 テッカマンブレード』でそれに近い描写はあったけど。

(*゚・゚)  どんな?

つまり通常の人類を遥かに凌駕した力を手にした主人公が、救ったはずの人類から恐れられ危険視されていくんだ。

(; ̄ー ̄)  『サイボーグ009』でも似たような描写があったような気がする。『鉄腕アトム』でも裏テーマに人種差別があったらしいし。

でもXメンほど社会的な迫害と抗争が常態化してるわけでもなかったと思う。あくまで人類の一種族でありながら、いわれなき差別を受ける民族の一員としてのヒーローってのは新鮮だったんよ。彼らの能力が一般的に中学生ぐらいの年に発現するって設定もうまいと思った。社会はもとより親にすら理解してもらえない若者たちが主役なんだから。

( ̄_J ̄)  でもそんな連中が寄り集まっても、より世間から孤立してくような気もするけど。

とはいえ避難場所は必要だよ。存在そのものが否定されたら生きてはいけない。世間から孤立しようと自分の行き方を通すために寄り集まることは悪いことじゃないと思う。
と、同時にもうこの頃には自分の趣味が他人から理解されなくてもあんまし気にしなくなってたね。

(〃 ̄ω ̄)  Xメンのおかげか。

むしろアメコミ世界が自分の避難所になってたのかもしんない。無限に広がる空想世界は現実世界も豊かにしてくれると思うんよ。

(*゚・゚)ン  あれか。青少年の抱えがちな周囲からの疎外感がうまくマッチしてたんか。

その意味ではXメンも、エヴァも、テッカマンブレードも当時のジャンプマンガの努力・友情・勝利といったメインストリームからは対極の位置にあったようにも思うね。

 

アメコミ・ヒーロー

 

そんなこんなで、Xメンの邦訳コミックが出たんでもう、買うしか!

(・・。)  買っちゃいましたか。どうだった?

なんか途中からの話で流れがよく分からん!

ヽ(゚◇。)ノ  なんでだよ。

ワンピースを途中から読んだ感じって言えば分かるかな。なんせXメンそのものは1960年代から続いてる作品なんで。

(・◇・ )  あ~、アメコミってだいたい長期連載だったね。こりゃきついわな。

でも読んでくうちに抜け出せなくなるんだなぁ。1巻では当時健在だったソ連は出てくるは、国連でマグニートー(Xメンの宿敵で国際的テロリスト)議定書が発効したり、成層圏で核弾頭が爆発したりとものすごく国際政治的な要素が出てくるんよ。

!(゚ペ?)  ヒーローものだよな?

2巻は打って変わってニンジャ軍団と戦うよ。

(A゚∇゚)  カワバンガー!らしくなってきたな。

でも、Xメンの一人、ウルヴァリンがかつてCIAのエージェントをやってたとか、旧ソ連の超人兵士とか、ドイツ政府のエージェントとか出て来て「国際問題にしたくない」とかスパイ映画めいたセリフまで飛び出す始末。

(^-^;)  ハマった?

ハマった。

(^-^;)  沼へようこそ。

アメコミ沼にハマった。そもそも当時、アメコミの翻訳は今と違って小学館プロダションぐらいのものだったから、もう完全に一般人とは会話の通じない趣味に足を突っ込んでしまったんよ。

(=´▽`=)  これは引き返せませんな。

日本のマンガにはないテーマ性というか社会問題を正面から扱う作品群に魅了されたね。

しかしながら、この時のアメコミブームはXメンが主なもので他のマーベル作品は『マーヴルクロス』でいくつか邦訳されたけど、急速に衰えていき、僕の中でもしぼんでいったんだよね。でもダーク・フェニックス・サーガとかインフィニティ・ガントレットが読めたのは大きかったね。

(゚▽゚*)  今度映画でやるやつか。

やっぱ映画館で上映されると世間への認知度も段違いだよね。いい時代になったとつくづく思うっす。『Xメン』『スパイダーマン』が映画化されたのは2000年代に入ってからで、そのときにはもう邦訳本は休眠期みたいなもんだったから。

 

神話・歴史・伝奇の英雄

 

まあ、Xメンでも小プロの後の方の邦訳は、原書の出来がイマイチな感じだったから失速するのもやむをえなかったかも。

( ̄。 ̄)  翻訳をがんばっても原書がつまらなけりゃね。

そんなわけで、アメコミ熱も小康状態になったわけだけど、同時にこうも思うわけで。Xメンとかかっこよかったけど、彼等に匹敵する日本のヒーローチームみたいなのが無いのはこれまた如何に?と思うようにもなった。

(・。・)  ヒーローならいっぱいいるじゃん。ライダーやらウルトラマンやら。

もうすこし大人の鑑賞に耐え、かつスタイリッシュなのがいい。

( ̄◇ ̄)  なんだよスタイリッシュって。全身タイツがいいんか?

いやコスチューム的なさ・・・で、思い至ったのが歴史小説。

(  ̄_ ̄)  歴史小説にコスチューム着込んでるような連中いるかいな?

いるじゃん。戦国武将。

( ´△`)  あ~、ていうか、えぇ・・・でもあの人ら、あくまで作戦指揮官であって、自分らで斬り合いするわけじゃなし。時代劇じゃないんだから・・・

そこで架空歴史シュミレーション小説の傑作ですよ。

(・_・*)  なにそれ?

『異戦国志』、1巻のタイトルは『信長死せず』!

(  ̄д ̄;)  死せずって・・・。織田信長が本能寺で死なない歴史IFものってやつか。

それそれ。
信長が生存し、反抗する秀吉、独自に行動する家康と三国志みたいな抗争を繰り広げるんだけど、この本が他の架空戦記と違うのは武将たちがガチで三国志の英雄よろしく一騎打ちをしたり、無双したりするところだね。薙刀を振り回して加藤清正福島正則を圧倒する柴田勝家とかかっこよすぎ!

( ̄∇ ̄)  もう『三国志演戯』読めばよくね?

そのころはまだ読んでなかった。こっちの方が読みやすいし。表紙絵や挿絵の武将たちもかっこいいし。これぞ英雄って感じ。
とにかくバトルシーン、謀略描写が多くて楽しい小説だったよ。
この本から実際の戦国武将たちに興味を持ったし、後の無双シリーズもすんなり入っていけたと思う。

(^ー^* )  無双シリーズなんかは実際アメコミ並みにカラフルなコスチュームでキャラクターも立ってるな。ある意味で歴史上の英雄をヒーロー化したようなもんかも。

そもそもこういった架空戦記やゲームにおいてよく登場する、実在が定かでなかったり、確実に架空の存在とされるキャラっているじゃん。大体が江戸時代の講談とかにルーツがあったりするさ。

(‘▽’*)  オリジナルのキャラか。戦国時代なら忍者が多いよね。真田十勇士とかか。

彼らなんかは明らかに後代の創作なんだけど、同時に戦国のヒーローチームって言えると思うんだよね。

(⌒~⌒)  忍者だからXメンとも戦えそうだなwww

・・・まぁ、そう考えると日本なら江戸時代の伝奇小説『南総里見八犬伝』の八犬士とか、海外なら『西遊記』の孫悟空一行に、ギリシア神話のアルゴノーツ、アーサー王伝説の円卓の騎士と、世界中の古典に魅力的なヒーローたちが既にいるじゃあないか、と。

( ̄▽ ̄)  あ、確かにね。読んだの?

八犬伝はライト・ノベルで読んだ。

(*`Д´*)ノ  おいぃ、原典はよ。

いや、なんか読みやすい現代語訳がなくて。無理だよ。読めないよ、江戸時代語なんて。
見たことも聞いたことも無いのにできるわけ

(。・ε・。)  見たんだろうが。

でもこの『聖 八犬伝』。見た目に反してすごい面白いよ。当時の関東の複雑な状況をよく調べていて、それを下敷きに原典を大胆にアレンジしつつ、一本筋の通った八犬士たちの英雄伝奇として読み応えがあるんで、八犬伝を手軽に読んでみたい人には超オススメだよ!

犬士たちは原典に忠実なわりに名君、里見義実が野心あふれる梟雄だったり、大田道灌北条早雲、さらには風魔まで出て来て、それで妖怪変化とも闘うって、この内容でよく完結させたなぁと感心しちゃったよ。

ヽ(▽⌒)  現代でも通用するように上手くアレンジしてくれるのはいいよね。

そういう下地があったせいか、歴史や神話キャラを登場させるゲームが発売された時は嬉しかったね。

('ー')   『戦国無双』

そだね。他にも『鬼武者』シリーズや『エルシャダイ』とか『ゴッド・オブ・ウォー』『アサシン クリード』とかね。

(゚_。)  エルシャダイはなぁ・・・

まあそう言わずにw

古典や神話は時代性が強くて、現代的なエンターテイメントとして直接扱うにはそぐわない部分もあったりするじゃん。だから小説のようにうまくアレンジするのもいいんだけど、要素を抽出して娯楽作品にするにはゲームっていう大衆娯楽がもっとも適してるんじゃあないかと思うよ。ネタは世界中にいくらでもあるんだからこうしたジャンルはもっと増えて欲しいよね。

 

ヒーロー同士の戦い

 

そんなこんなで古典のヒーローや歴史上の英雄思いをはせてると、『Xメン』『スパイダーマン』の実写映画化で、少しづつだけど、自分の中のアメコミ熱もじわじわと火照ってはきたものの、あくまで映画だけに留まってた感じかな。

それが変わったのはアメコミファンのサイトで騒ぎになってたマーべルのクロスオーバー・イベント『シビル・ウォー』の内容を知ってからかな。

(*゚▽゚)/  『キャプテン・アメリカ』の映画でもあったね。

あっちは世界を股にかけてたけど、コミックではアメリカ国内の問題だったんよ。

リアリティTVの放送枠で若手ヒーローチームが潜伏中のヴィラン(悪者)たちを襲撃した結果、付近の小学校を含む住宅街に多大な損害を与えてしまう、ってのがことの発端。

(/・o・)  TV番組でガチのヒーローバトルを放映してたの?すげぇな。

そういうこと。
メンバーや撮影クルーはもちろん小学生60名を含む市民600人が死亡する大惨事に国内世論は反ヒーローへと傾き、事態を重く見た連邦議会はヒーロー活動を国家が統括するスーパーヒューマン登録法を可決する。

これに対してヒーローたちの立場は二分される。
まずアイアンマンことトニー・スタークはヒーローコミュニティにおける責任や、被害者遺族からの突き上げを受け、最終的に法案賛成派に回る。


対してヒーローはボランティアで、国家の走狗となるべきではないとするキャプテン・アメリカは法案に真っ向から反対。

法案成立を機に未登録ヒーローが次々に逮捕拘束される事態に発展するよ。

(・◇・ )  あれXメンはどうしたのさ?

彼らは種としての絶滅の危機に加え、人類側の急進的武装勢力との全面戦争に突入してるんで、とてもヒーローの内紛に関わってる暇はないとのこと。

(-д-;)  えらいこっちゃね。

この後Xメンはアメリカから独立して、マグニートーすら陣営に加え、軍閥化の道をたどり、最終的にはアベンジャーズと激突することになるんだけどまたそれは別の話。

幾度かの武力衝突を経て、最終的にニューヨークを戦火に巻き込んでしまう両陣営。

優勢ではあったものの事態を重く見たキャプテン・アメリカが連邦政府に投降し、内戦は収束したものの、その後に護送された連邦裁判所の前でキャップが暗殺され、反法案派のヒーローは潜伏、あるいは国外に亡命。ヒーロー・コミュニティに大きな傷跡を残したんよ。

( ̄△ ̄)   キャップ死んじゃったんだ。

数年後に生き返ったけどね。

ゞ( ̄∇ ̄;)  ですよねー

とはいえこのアメリカの国旗を纏ったヒーローが政府の定めた法律に反旗を翻したあげく、連邦裁判所の前で暗殺されるって流れは結構なインパクトで、アメリカではニュースで報道されたりもしたんよ。

( ̄ヘ ̄; )   ヒーロー同士の内戦ってのもインパクトあるよね。

古くからのファンには違和感を持つ人も少なくないようだけど、僕個人としては情報を得た時はすごく興奮したし、邦訳も楽しめたよ。

(゚ ー゚)  何て言うか、ヒーローもただ悪と戦っていればいい時代じゃあなくなってきたんかね。

まあ時代性ってのはあるかもね。キャップが死んだのがブッシュ政権時で、復活したのがオバマ政権時ってのも出来すぎな気がするし。

とはいえヒーロー同士が悪党の策略とかじゃなく、イデオロギーをめぐって激突するって展開は単純に新鮮で面白かったんよ。

(゚O゚)  最近多いよね、映画とかで。価値観が多様化してる現代だからこそ、受け入れられたんかな。

どうだろうね。多様化といいつつグローバル化とも言ってるし。

!( *゚∇)/  画一化の危機かい?グローバルになってきたから、違う価値観を受容せざるを得なくなってなってきたんじゃね?

あー、な~るほど。となるとヒーローの内戦は新しい価値観の模索って側面もあるんかな・・・

ヾ(~∇~;)   難しく考えすぎなんじゃw そういやヒーロー同士っていっても、歴史の英雄同士は普通に戦ってきたわけじゃん。無双シリーズなんかは正にそうした側面が強いし。スーパーヒーローがそうなるのもある種の必然なんじゃね?

そりゃあそうなんだけどね。考えてみれば新撰組と維新志士なんかはその典型なのかもなぁ。

 

(^o^;)   イデオロギーでの対立ならそうだよね。両方とも幕末においての英雄たちだし。

トロイア戦争とかもそうだな。

そう考えるとある種のノスタルジーなのかな?

(・ω・o)  ノスタルジー?ヒーローが先祖返りしてるってこと?

うーん。ヒーロー、スーパーヒーローたちの構成要素が古い時代のヒーローたちと通じるものがより強くなってきたというか。この辺はまた次回で語ってみたいと思うんで、今回はこの辺で。

ほいじゃ!(*゚▽゚)ノ

 

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[考察]ノスタルジーはヒーロー再生の起爆剤?英雄雑記vol.2